音圧アップ/Tube Screamer 編
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ROOT20では、「音圧アップ」を中心にとした歪モノのモディファイを手掛けております。 車のチューンに例えれば、コンデンサやケーブルといった音の通り道を改善するのが マフラーチューン、音圧アップはエンジンの排気量アップってとこでしょうか。。。 Ibanez Tube Screamer シリーズのモディファイは本ページを、他のオーバードライブや ディストーションのモディファイは「音圧アップ/ Distortion & OverDrive 編」をご覧ください。 |
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TS9/Mod1 TS9/Mod1+C OD−9/Mod1+C |
Tube Screamer、TS9(リイシュー)のモディファイ機です。単に TS808
の再現を狙ったモディファイではなく、TS系の良さはそのままにROOT20なりの改良を加えたオリジナルモディファイです。音圧アップの「TS9/Mod1」と、音圧アップにコンデンサ交換も加えた「TS9/Mod1+C」を用意しました。
オペアンプと出力抵抗2本を交換する、いわゆる「808モディファイ」に加えて、音圧アップとダイオードチューンを施しました。音圧アップで音抜けが良く感じられ、ダイオードチューンの効果とあいまって、芯のある輪郭のはっきりした音が得られます。 オペアンプ初段では、最大増幅率を元機(モディファイ前)の2倍に上げていますが、上げた半分をエフェクター内部での歪みアップに使い、上げた残りの半分を出力レベルアップに使う細工をしています。このため、ゲインとレベルのツマミの範囲が増えたかのごとく、エフェクターで歪みを増やした音を得ることも、アップした出力でお使いのアンプを一段と深くドライブすることもできます。 また、ゲイン0でレベル10のときには、元機より出力が上がって歪みは少なくなる設定になっていますので、ブースターとしての性能も上がっています。 ダイオードは元機同様に対称クリップで、ゲルマニウム部品も使っていませんので、チューブスクリーマの音質がそのまま楽しめます。 TS9/Mod1+C は、リイシューに使われている小型電解コンデンサを昔サイズのものに交換して、高域のつぶれを解消しています。特に、鼻ツマミ感の嫌いな方にオススメです。 OD-9/Mod1+C は、Maxon ブランドの OD-9 をベースにしたモディファイで、元々、電子スイッチではなく接点式のスイッチが採用されています。 オペアンプは、TS9/Mod1 には、 @ RC4558P(中高域重視) @ 艶アリ JRC4558D(中低域重視) の2種類を、 TS9/Mod1+C と OD-9/Mod1+C には、さらに @ JRC2082D(分離感重視) @ 艶アリ JRC4560DX(高域改善版) の2種類を用意しております。 |
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TS9DX/Mod1 |
Turbo Tube Screamer、TS9DX のモディファイ機です。TS9DX は元々、TS9
にモード切換スイッチを付けたモデルで、ダイオードクランプ回路を4通りに設定、使い分けできるようになっています。しかしながら、モードを上げていくと、ダイオードが変わるだけでなく、低音を極端に増やすようになっているため、ブーミーな音となり、「結局、下のモードしか使わない」という声を耳にします。余計な低音強化フィルターさえなければ、「HOT」は、クリップ用ダイオードにLEDを使ったモードだし、「TURBO」は機能的には、FULLTONE
のコンプカットや LANDGRAFF
のダンブルに相当するモードなのに、もったいない。。。
ということで、オペアンプと出力抵抗2本を交換する、いわゆる「808モディファイ」に加えて、低音強化フィルターのキャンセルと、ゲインアップを施しました。 オペアンプ初段では、最大増幅率を元機(モディファイ前)の2倍に上げていますが、TS9DX はモードを上げていくと出力がガンガン上がっていくので、上げたぶんは全て歪みアップに回しています。したがって、「TS9モード」では上記の TS9/Mod1 より歪みが強くなり、また、どのモードでも TS9/Mod1 と同じ音は出ません。 オペアンプには、RC4558P と艶アリ JRC4558D を用意しています。 結果、上のモードも使える音になりました。TS9DX が好きだけど下のモードしか使っていないという方も、LEDや、コンプカットの音をお楽しみ頂けるかと思います。 TS9DX/Mod1の標準仕様は元機のダイオードそのままで、ROOT20 流のダイオードチューンは施していませんので、ユーザーの好みに合わせて4つのモードのダイオードをそれぞれに選定するカスタムモディファイも承っております。 |
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TS9/Mod1−DX |
基本的なルックスはツマミは4個で、上記の TS9DX/Mod1 と変わりませんが、内容は別もので、いちばん上の
TS9/Mod1 に、ブースター的に音の幅を広げるツマミを追加したものです。
「Comp Down」ツマミは、TS9DX のモード切換スイッチの位置に付きますが、機能的には「ON/OFFではなく連続的に調整できるコンプカット」で、ゲインを上げたまま歪や圧縮感を調整して出力や音量を稼ぐことができます。 「Comp Down」ツマミは、「DRIVE」ツマミの設定により、下記の多彩な使い方ができます。 ・「Comp Down」を下げて「DRIVE」を上げれば、 内部で歪を作る通常のオーバードライブになります。 ・「Comp Down」を上げて「DRIVE」を上げれば、 アンプの歪みを引き出すドライブブースターになります。 ・「Comp Down」を上げて「DRIVE」を下げれば、 TSの音色を保ったままでクリーンブースターになります。 このモデルをベースに、カスタムモディファイのご要望を頂くことも多くなりました。 写真左は、オペアンプが RC4558P の TS9/Mod1-DX にローカットスイッチ(ハイが強調される)を追加したモデルです。元々、RC4558P の TS9/Mod1-DX は、コンプダウンを効かせてトーンを上げるとミッド臭さが取れるのですが、ローカットすることでシャリーンとしたTS系らしからぬ音も出るようになっています。 写真右は、オペアンプが JRC4558D の TS9/Mod1-DX の中低音をファットにして、ブルーメタリックに塗りかえたモデルです。コンプダウンを効かせてエッジ感のある中低音が得られます。 |
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TS808/Mod1 |
Tube Screamer、TS808(リイシュー)のモディファイ機です。TS808
リイシューは、いわばメーカー純正の「808モディファイ機」で、個人的には、ハイフレットで弾いたときを除いては、それなりに TS808
オリジナル(Large
Case)に似た音がすると思います。
出力抵抗2本は既に「808仕様」なので、オペアンプを交換し、音圧アップとダイオードチューンを施しました。TS808/Mod1 は、回路図的には TS9/Mod1 と全く同じになるので、基本的なモディファイ効果は同じですが、TS808 リイシューはメーカーが特別に選定したコンデンサを使用しているため音に癖がなく、モディファイに用いたオペアンプの音が素直に出る印象があります。 オペアンプは、従来からの @ RC4558P(中高域重視) @ 艶アリ JRC4558D(中低域重視) の2種類に加えて、 @ JRC2082D(分離感重視) @ 艶アリ JRC4560DX(高域改善版) を用意しております。 |
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TS808/Mad1 TS9/Mad1 |
クリーンアンプでも十分な歪みが得られるオーバードライブが欲しいというリクエストにお応えしてパワーアップしたモデルです。
Mod1 がオペアンプ初段の最大増幅率をモディファイ前の2倍に上げているのに対して、Mad1 はモディファイ前の4倍に上げています。 また、Mod1では、上げた半分をエフェクター内部での歪みアップに使い、上げた残りの半分を出力レベルアップに使いますが、Mad1 では、下記3種類が製作可能です。 <歪みアップモデル> 上げたぶん全部をエフェクター内部での歪みアップに使うモデル(歪みアップ4倍、音量アップなし) <音圧アップモデル> 上げた半分をエフェクター内部での歪みアップに使い、上げた残りの半分を出力レベルアップに使うモデル(歪みアップ2倍、音量アップ2倍) <音量アップモデル> 上げたぶん全部を音量アップに使う強力ブースターモデル(歪みアップなし、音量アップ4倍) |
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トゥルーバイパス (オプション) |
オプションとなりますが、上記すべてのモデルを、オーバードライブ OFF
時の音をスルーさせる「トゥルーバイパス」とすることができます! 「その他、Mod
メニュー」のトゥルーバイパスをご参照ください。
<TS9/TS9DXベースのモデル> ペダル下スイッチ交換と、ラッチングリレー式トゥルバイパスが可能です。 <TS808ベースのモデル> ラッチングリレー式トゥルーバイパスのほか、一般的な 9P フットスイッチに交換してのトゥルーバイパスも承ります。ペダル下スイッチ交換はできません。 写真左の外観となり、写真右のように電池スペースにフットスイッチが張り出しますが、電池を立て向きに収めることができます。キャラメルスイッチの外観より、スイッチの確実性が大切という方にオススメです。 |
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Guitar Shop PHASE IN |
ROOT20取り扱い、広島の楽器店です。
ROOT20モディファイの在庫は、「Other Stock」をご覧ください。 |
大阪屋質店 |
OD-9/Mod1+C、TS808/Mod1 取り扱い、横浜は綱島の質店です。
JC のほか Bat Cat でも試奏できる楽器店のようなお店です。 |
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